裏ギフト
時々ファンの子たちから冷たい視線を浴びるけれど、そんなのどうでもよかった。


あたしの目には永遠しか映らない。


練習試合が始ってからの彼女たちの歓声は大きくて、時々1年生のマネージャーに怒られていた。


あたしはそれを横目で見てクスッと笑う。


大きな応援は本試合の時にするべきだ。


こんな体育館の中でキャァキャァ言われたら、選手たちの集中力が途絶えてしまうし、バレー部の邪魔にもなる。


そんな事も考えずにただ騒ぐだけのファンたちを、永遠が好きになるワケがない。


午前中の練習試合はあっという間に終わり、昼休憩になっていた。


あたしは緊張が解けたようにホッと肩の力を抜く。


さすが永遠。


午前中の試合だけで何ポイントもシュートを決めている。


午後からも練習試合があるから、早くご飯を終わらせて戻ってこなきゃ。


そう思い1人体育館を出ようとした時だった。
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