冬の約束
ーーー昔々、ある王国の王と王妃の間に女の子が生まれました。
民や臣下は3日間寝ずに祭りをする程、喜びました。
その女の子はミヤ(美夜)と名付けられ、皆に見守られながら優しくやんちゃな王女に育ちました。
ですが、6歳の誕生日、急な高熱で寝込んでしまいました。
すると、王女のベッドの脇にいつのまにか人形がいました。
「ねぇ、誰??」
「私はシャルロッテ。あなたはもうあと半日で死ぬ。私はその迎えだ。」
「そっか。私、死ぬんだ...」
王女は少しも怯えず、ただただ残念そうでした。
「どうした?死ぬのが怖くないのか??」
「あのね。私には双子のお兄ちゃんがいたんだけどね、生まれてすぐ離れ離れになったから、探してたの!!でもね、でもね、机の下もゴミ箱の中も探したのにいなかったの!!」
人形は笑いをこらえながら言った。
「おもしろい場所探すな。で、ミヤはどうしたい??」
「20歳になったら、お外に出ていいから、そしたらもっと探すの!!...けど、死ぬんだね...」