冬の約束

次の日、人形の言った通り王女は死なず、熱もすっかり治っていました。
ですが、人形の能力・シャーロットの力は強く制御するのが難しく、周りに危害を加える程でした。何も知らない王と王妃は気味悪がり、城の端へと追いやったのです。

そして王女が18歳の時、遠くの国の王子から“ぜひ我が妻に”との誘いがあり、王と王妃は喜んで結婚させました。
王女は王子のことを避けていましたが、しだいに心を開き双が生まれました。

双子は女の子と男の子で、一人は真羽(まう)、一人は実(みのる)と名づけました。
が、2人とも能力を受け継いでいて、真羽が光、実が闇の能力使いでした。
王女は2人がかわいそうに思い、自分の力で能力を少しづつ散らばしました。
農家の人や職人、貴族などランダムに能力使いをつくり、王子と王女は王と王妃になり、能力使いの国をつくったのでした。ーー


< 43 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop