天敵なキミに恋をした




「とりあえず詩音さん、何かあったら相談してくださいね?とりあえず私ピアノ教室だから行かなきゃ。」





そう言って走っていった美希ちゃん。




美希ちゃんが来て空気が和んだ気がする。


…朝山くんの好きな人もしれたし。




亜美先輩も気づいたら泣いてなくて、クスクスと笑ってた。




「大海先輩、やっぱ俺まだ部活に戻れません。音楽、嫌いなんです、今は。」




相沢くんがそう言うと亜美先輩は少し悲しそうな顔をする。



「嘘だよ!」




亜美先輩の前に飛び出してそう叫ぶ。




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