天敵なキミに恋をした




「キミ、俺と一緒に遊ばない?」



さっきからやけにチラチラとこっちみてくると思ったがそういうことか。




「ごめんなさい、ってか、みてたでしょ?私彼氏ときてるんで。」




ごめんなさい、優多さん。今だけ彼氏にします。




「いいじゃん。てか、そんな露出多い水着なんか着ちゃってさ。誘ってるとしか思えないよ。」





露出多いって……普通の水着だっつーの。




「てか、触らないでください。さっきからベタベタベタベタ、気持ち悪いです。」




さっきから二の腕やら背中やらを触ってくる男。




「いいじゃん、来てよ。楽しいコト、しよ?」




男の人はそう言って私を無理やり立たせようとする。



< 305 / 320 >

この作品をシェア

pagetop