1周まわって、好きかもしれない。
「凛子ちゃん」
「あ、景ちゃん」
放課後。
穂果が委員会で遅くなるというので、数学の課題でも終わらせようと、机に教科書とノートを広げて。
勉強する前にちょっとスマホでも見ようとして、案の定そっちに夢中になっていたら、景ちゃんが来た。
「え、凛子ちゃんって勉強とかするんだ?」
「なにその驚いた顔〜」
「意外だなと思って」
「まあそうだよね」
喋りながら、私の前の席に座った景ちゃん。
みんな、帰ったり部活に行ったりしているから、教室には私たち2人しかいない。