今日も上からものを言う。
また会ってしまいました。
6月中旬でまだ蒸し暑い日は続いている。
そしてテスト1週間前になった。
「美桜、あたし生徒会に立候補するわ」
「……へ?」
お昼休みに机を合わせてお弁当を食べていると、優ちゃんが突然呟いた。
驚いて箸でつまんだたこさんウインナーを落としそうになった。
私はそれを口に入れて、優ちゃんの顔を見る。
「生徒会?」
「そうそう。ほら、もうすぐ入れ替えの時期でしょ?
この前先生に捉まってさ、やってみないかって言われて」
「え、すごい!」