今日も上からものを言う。





「照れてるね」



「……」





何も返す言葉がない。


こうゆう時ってどんな顔をすればいいんだろう。




私にはわかんない。




ただ、顔が熱い。


でもこれは、私の気持ちを漏らすことなく伝えてくれる気がして。






「もっかい……して?」



「っ……もう知らないから」



「んっ……」





私のお願いに応えるように、永瀬くんは甘く深い口づけをした。






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