今日も上からものを言う。
覚悟を決めて。
龍くん、何かおかしかったな。
泣きそうとゆうか、現実を受け入れられないみたいな。
私も好きな俳優さんの熱愛が発覚した時、現実を受け入れられなくてあんな顔になってたもん。
それによく似ていた表情だった。
龍くんと私とでは違うんだろうけど。
「これから面倒くさそうなことになりそうね」
優ちゃんは私を近くのファミレスに連れ込んだ。
向かい合って座って、頭の中を整理していた。
優ちゃんは深刻そうな顔つきをしている。
わりに声は楽しそうだった。