今日も上からものを言う。




誰かなんて分かっているけど、顔を上げる。






「永瀬くん、お疲れ。
じゃあね」





そのまま横を通り過ぎようとすると、ふいに腕を捉まれた。



驚いて、永瀬くんを見上げる。







「これからが楽しみだね」



「は……?」





何か分からないけど、意味深な笑みを浮かべて1人で帰って行った。



それだけを言うためにわざわざ待ち伏せしてたの?






最近の子は何を考えているかよく分かんないや……。







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