メモリー
再会

「ねぇ、あの子じゃない?」

「えっ?…ほんとだ」


指ささないでほしい。


「実物カワイイんだけどっ!」


そんなことないのに…


「あの子、カワイイだけじゃなくて頭もいいから今年の首席なんだって」


そんなのたまたまだもん。


「あたし、あの子が表紙の雑誌買っちゃった!」

「dolceでしょ?特集のトコで着てたワンピース欲しいんだけどー」


今月号、昨日発売だったんだっけ。
あとでチェックしよう。


「あの子の主役の月9、良くない?」

「こないだの泣くシーン、もらい泣きしたんだけどー」


脚本と監督がいいんだもん。


「お前行けよ」

「えっ!?」

「ほらっ!」


なんだろう?


「いや…でも」

「じゃあ、みんなで行かない?」

「いいね!」

「じゃあ、せーのでいくよ」


ほんとになんか用かなー?


「せーのっ!」

「Chieさんですか?」



「…はい」



「きゃー!」

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

以心伝心
N A T U/著

総文字数/175

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
オレは恋をした。 23歳にもなって まさか16歳の女の子に 恋をするなんて… ありえない。 でも 彼女が好きだ。 -宮川 基信- (みやかわ もとのぶ) 23歳 高校の社会科教師 大人は汚い。 私は大人を許さない。 だって 私の声を奪ったのだから…。 -林 歌歩子- (はやし かほこ) 16歳 高校1年生 "教師"と"生徒" そんな2人が屋上では "観客"と"演奏者"

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop