オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?



次の日。



和樹の家に行くと相変わらず暗い部屋で安静にしていた。



目を痛めているせいで少しの明かりもしみるらしい。。いつも駆け回ってる和樹にはこの生活は相当辛いだろう。



運動も出来ない。



ゲームも出来ない。



食事だって人の手を借りなくては無理だ。



「姫奈?俺りんご食いたい」



そう言われれば慣れない包丁で剥いてやった。うさぎさんに切るなんて俺には無理だけどせめて和樹が食べやすい様に小さめにカットした。



「お前お嬢だと思ったらちゃんと料理出来るのな」



和樹に最近作ったもの。


むいたりんご。


おにぎり。(塩のみ)


ゆでたまご。


バタートースト。



和樹……お前こんなんでいいのか???


オンナっつーのはもっとお弁当とかがっちり作っちゃうんじゃないのか??





だけど、嬉しかった。



「和樹が良くなるならなんでも作るよ♪」



笑顔の姫奈に和樹も嬉しそうだ。



これでいい……んだよな?





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