オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?



「これ渡しておいてね♪」



アズの家に泊まる俺の為に夢奈さんが繰り出してきたのは……大量のたこ焼きだった訳で。



「関西の方と言ったらたこ焼きよね♪」



「…………持って行くよ」



アズに言われた通りに下は例のスカート。上は夢奈さんのオススメふわふわブラウスで出かける。



ピンポーン。



「お邪魔します」



「いらっしゃい!」



アズのお母さんは少し見ないうちに生気のなかった頬がふっくらして、すっかり元気になっていた。



「あの……これお土産です」



「なんや~たこ焼きやん!!ありがとなぁ」



お母さんの影からひょこっと顔を出すアズ。



「マジで~?久しぶりやわ。さすが姫奈のおかんやな」



そういって笑い合う2人はずっと仲良しだったようにしか見えない。



「さぁ、着替えよっ!!」



アズの部屋には前には無かった親子の写真。



良かったな、アズ。



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