オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?
俺in女子トイレ。
連れてこられたのはもっとも嫌いな場所。
それもわざわざ……最上階の一番人が来ない場所。
「……で、姫奈はどうなの?和樹君の事好きな訳?」
言い逃れは許さない!!奈緒の顔にはそう書いてある。
姫奈……だったらおとなしく頷く、かもね?
だけど残念ながら俺はこんな奴らの為に演じてやるほど優しくはない。
「関係無くない?」
出来る限りの低く冷たい声と視線。
見たこともない俺の姿に焦った様子の奈緒&その仲間達。
奈緒の一番側近らしいオンナが近付いてきて……。
パンッ!!
頬を殴られた。
大した力じゃないとはいえ……和樹が見たらどう思う?
「クールぶってむかつくんだよ!!」
それが合図。
小さな俺に一斉に飛びかかってきた。
姫奈VS奈緒軍団
上等じゃねーか。
しょうがねーから付き合ってやるよ。
オトコの心に火が付いた。