オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?



「そんな事思ってないけど……でも、嫌いになったよね?」




「え?何でっ?」




何でってそりゃ……アナタの大好きな姫奈ちゃんがあんなバリバリ低音ボイスで観客をオトコの目で魅了しながら歌ってる姿に決まってるじゃありませんか!!!



「バカだなぁ姫奈は。俺は昔一緒に遊んだ頃、姫奈が男の子みたいだった頃から好きだったんだぜ?」



…………って事は。



「樹でもいいの??」



「当たり前だろ??」



大事なのはここ、と心臓をとんとん叩く和樹。



「和樹っ!!」



おいで、と広げた腕に迷わず飛び込んだそこは最高にあったかいんだっ!!




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