陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



俺達は暫く裸のままで抱き合っていた。


だけど翼はベッドから起き上がろうとするからそれを引き止めた。


「何処に行ってんの?」


「だって料理も途中だし、先にシャワーを浴びようかと思って。」


「まだいいだろ?俺は翼とくっついて居たいんだよ!それとも一緒にシャワー浴びようか?」


「だ、だめっ!」


「何で?」


「恥ずかしいじゃん…」


「今更、恥ずかしがる必要もないだろ?
さっきまで俺にしがみついて何度も鳴いてただろ?」


「ば、ばかっ!」


そう言って恥ずかしかったのかベッドから抜けだした翼はシャワーを浴びに行った。
本当に可愛い奴。


だけどそんな可愛い翼にもっと意地悪したくなるのが俺で、俺もベッドから起き上がり浴室へ向かった。


浴室の扉を開けると翼は驚いて、慌てて体を手で隠していた。


そんな翼を見て、初めて翼に出会った時の事を思い出した。


翼がシャワーを浴びてる時に俺が浴室の扉を開けると同じように両手で体を隠してたっけ。


「な、何で聡も来るの…」


「一緒にシャワー浴びたかったから!
初めて出会ったあの日は逃げられたけど、今はにがさないから!」


そう言った俺は翼を抱きしめた。


「さ、聡…」


「俺が体を洗ってやるから座れよ!」


「い、いいよ!自分で洗えるから」


だけど俺は翼を座らせて強引に体を洗う事にした。


だけど翼の体に触れてしまうとやっぱり反応してしまい、翼の体もまだ敏感だったのか「あっ」なんて声が出るし俺は我慢が出来なくなってきて洗ってる途中に翼にキスをしてそのまま浴室で抱いてしまった。


翼は怒ってたけど仕方ないよな。
俺だって好きな女に触れるだけで男なんだからムラムラくるし。


先にシャワーを浴びて怒って浴室から出て行った翼だったが、俺がシャワーを浴びて浴室から出ると、ちゃんと着替えを用意してくれていた。


「つーばさちゃん!」


「何?」


少し怒って言う翼だったが俺から見れば可愛い。


そして翼を後ろからまたぎゅっと抱きしめた。


「だから危ないっ「愛してるよ翼…
これから先に喧嘩もするかもしれない、だけど翼とならずっと笑い合っていけると思う。
必ず幸せにするから俺の側から離れるなよ?」


「うん…」


てか離さないし、俺が翼から離れられねぇんたけどな。


「あー腹減った。今日のご飯は何?」


「聡が好きな海老フライだよ!」


「まじか?じゃあ俺は大人しくコタツに座って待ってるよ」


俺は今、凄く幸せにだ。
きっと未来もこうして今と変わらずに幸せだと思う。



これから先もずっと…









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