陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。
スーパーに着いて何を作ろうか迷った。
色々と考えてシチューとハンバーグにしようと思い、食材を籠に入れた。
買い物を済ませて家に帰ると私はシチューをまず先に作り、具材を煮込んでる間にハンバーグ作りに取り掛かった。
暫くしてシチューが完成し、ハンバーグの空気を抜いて冷蔵庫に冷やした。
ハンバーグは部長が来たら焼く。
私は先にお風呂に入った。
お風呂から上がってスマホを見ると…
慌てて私は玄関の扉を開けた。
「待ちくたびれた!」
「すみません…」
どうやら15分前に着いていたようだ。
そして「腹減った〜」と言っていつものように家の中に入ってきた。
私はもういつもの事に慣れて、冷蔵庫からハンバーグを取り出して焼き、その間にシチューを温めた。
料理が出来上がりテーブルにお皿を置いた。
「すげぇ旨そうだな!いただきます!」
お腹が減っていたのか部長はすぐに食べだした。
私も「いただきます!」と言って食べ始めた。
「お前って本当に料理が上手で旨いよな?
連休中に俺も実家に帰ってお袋の料理を久しぶりに喰って旨かったけどさ、だけどお前が作った料理が恋しくなったよ。
俺の心だけじゃなく胃袋までもお前じゃなきゃダメみたいだ!」
そう言ってまた残りのハンバーグとシチューを食べだした。
そんな事を言われるとやっぱり嬉しくて、だけど照れくさくて…。
私は何も答えられずにいたけど、部長がキレイに食べた後に「旨かった、ありがとな!」そう言って私の頭を撫でた。
部長が私の頭を撫でるのは嫌いじゃない。
それに何故か笑顔でそう言われるとドキドキしちゃう。
私は「喜んでもらえて良かったです、今から片付けますね!」そう言ってキッチンに行った。
嬉しいけど恥ずかしくてすぐにキッチンに逃げてしまう。
私は洗い物を済ませると部長が座っているコタツに一緒に座り、そして思い出した事があり部長に伝えた。