陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



更衣室に着くと、私は急いで服に着替えて亜沙美と一緒に会社を出た。


「翼っ!逃げるようにオフィスを出てたけど…部長と何かあったの?」


すると私は堪えていた涙が一気に溢れだした。


「ちょっと翼?とにかく何処かで話そ!」


そう言って会社の近くにあるカフェに入った。


「どうした?話せる?」


「うん…。部長ね、日曜日にお見合いするんだって。
会議室に行ったら中から会話が聞こえてきて社長と部長が話してた。
バカだよね私…やっと好きだって気づいたのに自分の気持ちを言う前に振られたみたいなもんだよ。」


「翼……」


「どうして私って好きな人とは上手くいかないんだろ…。」


「まだわかんないじゃん!」


「えっ?」


亜沙美が突然、大きな声をだして私は驚いた。


「翼が部長に対する気持ちは嘘なの?」


「嘘なんかじゃないよ!」


「じゃあお見合いしようが関係ないじゃない!本気で好きなら諦めないで自分の気持ちを伝えなきゃダメだよ!
本当に部長がお見合いして結婚しちゃってもいいの?」


「…嫌だ」


「幸せは自分の手で掴まなきゃ!
待ってるだけじゃ幸せになんてなれないよ?
お見合いを中止させてでもぶつからなきゃきっと後悔するよ?」


「亜沙美…」


亜沙美はコーヒーを飲むと「必ず伝えなよ!」と行って帰って行った。


だけど私にはそんな事、出来ないよ…。


私はマンションに帰ると車に乗って隼人を迎えに行った。


車に乗ると「聡は来る?」と隼人が聞いてきた。
「忙しいから今日は来れないみたい」そう私が言うと、残念そうにしていたが「じゃあ今度、絶対に来るように言ってね?」と言われて、私は答えられないでいた。


家に着いて隼人とご飯を食べたり、お風呂に入ったりして時間は過ぎていった。
先週は部長が来て、隼人と遊んでくれたっけ…
私は眠りに就いた隼人の顔を見ながら思い出していた。





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