shoot some hopes
♡×0



「ごめんなさい。」
相手は悲しい顔をしている。
「俺。諦めないんで...。」
相手が立ち去った後、私はハァとため息をついた。
自分で言うのは変だけど今月何回この人に告白されたか...。

私は橘 柚菜。高1。なぜか知らない人から告白されるのは日常茶飯事。そのせいで変に思われることはあるけど、私は私だ。




「遅いよー!あの人よくねばるね...」
「ごめんごめん。結局誰なのか分からないで終わっちゃうんだよね...笑」
「うわぁ柚菜ちゃん最悪...笑」
笑いながらそー言うのは私の親友。
薩摩 陽菜。同じクラス。男バスマネ。
「そろそろちゃんと言わないと危ないよ」
「言ってるつもりなんだけどね...笑」
「それがダメなんだよ...笑
もぅ柚菜のせいで疲れた。今日は柚菜のおごりね!決定!」
「えぇー。」
結局お互い適当なのが私たちが仲の良い秘訣。



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