私の幸せ
「しょうがないんです。
社長と社長夫人が実の子供を、刺すなんて。
公に出来るわけないです。」

「でも…!」

「いいんです。
続き話します。
それで何日か入院して、学校へ行くと…
親友達に…ハブられました。
何故かは分かりませんでした。
まぁ、今なら分かりますけど。」

「なんで?…ってのは聞いてもいいことなのか?」

「それは、主犯が、私の幼なじみの事が好きだからです。
まぁそれがエスカレートして今では暴力も振るわれるし、先生も見て見ぬふり。
私は親友に裏切られたというのが辛くて…
そんな時幼なじみにも裏切らました。
もう私は絶望しました。
そんな時兄が助けてくれました。」

お兄ちゃん…
ありがと。
でも、ごめんね。

「一緒に家を出ました。
兄は就職し、家は別々にしました。
多分親は私の居場所をしりません。
それで、生活費も学費も全て兄が払ってくれました。
だから、私は学校に行ってます。
学校に行かないのは学費を払ってくれている兄に悪いので…」

「そうだったのね…」

「まぁ、これが大まかな私の過去です。」


「話せないことでもあるのか?」

「まぁ、あんまり細かく話すと終わらないので。」

「っ!そんなに多いのか。
君の闇は。」

「普通ですよ。
あ、違いますね。
私おかしいですよね。
まぁ、これで以上です。
忘れてくださいね。
さよーなら。」

これでやっと…
やっと死ねる。

ギュッ。
< 27 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop