ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~
「…………わかった。

やってみる。」


不意にレオンと呼ばれた、狼の耳の男の人がこちらに近付いてきた。



「…………おい。女。

殺されたくなければ、俺の物になれ。

毎晩お前を味わってやる。」

「…そ…そんな……」


……ドゴッッッ…!!!!


「うがっっ………!?」


その瞬間、三人の鋭い蹴りが彼を襲った。




「ゴホッ……何故だお前ら。

今のは合格だr………。」



「普通の色男が言うには極上の口説き文句ですが、

あなたが言った場合ただの殺人宣言です。」


「フツウニ……コクハク…シロヨ…」


ど…どうしよう…

私…やっぱり殺されちゃう…!!!!

< 31 / 66 >

この作品をシェア

pagetop