ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~
04 非日常の始まり
そして、夜が明けた。


「……ふぁ~……。」


「よく眠れたか…?」


「…ふぁっ!?」


見覚えのあるイケメンさんの顔が私の目の前にある。


「……お…おはよう…ございますっ…!!!!」


私はとっさに布団で顔を隠した。


……うう…寝ぼけてる顔なんて…

………見られたくないよっ………!!


「……何をしている?」


「……あ…あのっ…!!

寝起きの間抜けな顔をお見せする訳には…!!」

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