冴えない彼はメガネを外すとキス魔になります!
冴えない彼の愛し方


進藤からのプロポーズを受けてから1年が経った。
プロポーズしてくれたレストランの7月7日は予約でいっぱいだった。


そして私は真っ白なウエディングドレスを着て今、進藤の隣に並んでいる。


あのレストランで7月7日にプロポーズをするとシアワセになれるという言い伝えを実践することになる。


進藤は予定通り会社を退社し、早瀬デザイン会社で働き出した。


会社を辞める頃には、進藤がどんどんカッコ良くなっていた。
結婚が決まってキレイになる花嫁は聞いたことがあるが、カッコ良くなる新郎なんて珍しいとも言われていた。


真面目なだけで不器用なところばかりの年下。
偉くなりそうもなくて、冴えない彼と言われていた進藤が、私と結婚することで、カッコ良くなり、やりたい仕事に転職する立派な姿を見て周りはこう言う。


やっぱり男は伴侶で人生が変わるんだな。


ううん、本当は最初からわかっていた。
心も容姿も進藤は最初からオトコ前だったってことを。



だって…私の旦那様だもん。



【完】


< 111 / 145 >

この作品をシェア

pagetop