冴えない彼はメガネを外すとキス魔になります!

「いいの?」


「え?なにがですか?」


「あれ、絶対、進藤のファンだよ。進藤のこと好きなんじゃない?」


「えーーーーー?!?!」


「それ、ガチで驚いてる?」

私が進藤の顔を覗き込む。
進藤は目を丸くして驚いていた。


「どこまで鈍感なんだか。」

私はちょっと意地悪に言ってみる。


「毎回、試合のときは来てる子だけど、僕は名前も知らないんですよ。」



「あー、やだ、やだ!鈍感って、ここまで来ると罪だね。」


進藤はいわれのない事で攻められて困ってる。
私がいつも以上に進藤に絡むのは、進藤の反応が面白いから・・・
のはず。


でもなんだろう…
なんかモヤモヤする。




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