涙の跡には【完】
ゴォォォ

と、激しい風の音がした


零「チッもう来やがった
お前等…こいつを縛っておけ
俺は、樹鳥まるごと潰す」


下っ端「それは出来ません。
今まで仲間だった優綺さんを縛るなんて
それに、優綺さんが言ったことは正しいです。たとえ人殺しでも、信じる者がいれば人は誰でも強くなれます」


私はびっくりして、目を見開いた


零「お前等……。裏切ったな
もう、お前等には用はねぇ、とっとと
この族から抜けろ
そんで、二度と俺らの前に面を見せるな」
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