私って悪女…
6月2日
私は相変わらず仕事で走り回っていた。
とにかく信司の仕事はハード、映画にドラマ、NOTKの仕事、後は今から雑誌の取材などなど…
信司も私も休む暇がない。
「お願いします」
スタジオに入り取材が始まる。いろんな質問が飛ぶ。
「今好きな人はいますか?」
「そうですね〜いるようないないような」
「意味深ですね〜」
ドキッとした。
それから一時間ほどで取材は終わり、次の仕事へ
「ああいう時は、ファンの皆さんですって言うべきだと思うよ」
「そういうの嫌なんだ」
「そう…」
ルームミラーを見る。
「本当の事言いたい…」
フゥーと、艶っぽいため息をつく信司。
「それはダメ、ファンの怒りをかいたくないわ」
「でも、いずれは発表しなきゃいけないしな〜」
信号で止まり後ろを向く。
「何で?」
疑問を投げ掛ける。
「結婚するから」
「えっ…」
「信号変わったよ」
急いでアクセルを踏む。
「結婚考えているの?」
「そうだよ、円は考えてないの?」
「まだ早いかなって…」
事務所が許可するかな?
「ちゃんとしたプロポーズはその内するから」
「…うん」
次の仕事に入り、三井さんや他のマネージャーと合流する。
健のマネージャー 後藤さん。大の甘党、そのせいかちょっと小太り。
司のマネージャー 久保さん。スリムでインテリ眼鏡が似合っている。
お互いの情報を交換しあい、信司達の体調など報告する。
「信司の仕事になれた?」
三井さんが気づかってくれる。
「はい、ハードですけどそれなりに動いてます」
「なら良かった」
「みんなはいいな〜健なんて、僕をからかってばかりいるよ」
後藤さんがボヤク。
「久保さんはどうですか?」
「うちはマイペースだから」
確かにそうだ。
そろそろ帰って来る頃。
「「「「お疲れ様です」」」」
「お疲れ様」
トーク番組の収録が終わり、戻ってきた。
さっきの結婚発言で信司を意識してしまう。
「円、どうした?」
「何でもないよ、はい、ドリンク」
今日もテッペン越え、帰ってどれくらい寝れるだろうか…
打ち合わせも終わり、四人をマンションに送る。
本来なら、各マネージャーがするのだが、同じマンションにいるので私が引き受けた。
「はい、お疲れ様」
「ありがと〜」
部屋に入り、時計を見たら25時。
チャイムがなった。
「は〜い」
「休んでるところごめんね」
玄関にはタケが立っていた。
「どうしたの?」
「ちょっと話があって」
「上がって」
リビングに入り、二人とも座る。
「円ちゃん、今度俺とデートしない?」
「はい〜?」
タケが爆弾を落とす。
「シュークリームが美味しい店があるんだけど、一緒にいってくれない?」
「後藤さんに頼まないの?」
甘党だし。
「円ちゃんがいいの!」
「う〜、じゃあ今度ね」
とにかく信司の仕事はハード、映画にドラマ、NOTKの仕事、後は今から雑誌の取材などなど…
信司も私も休む暇がない。
「お願いします」
スタジオに入り取材が始まる。いろんな質問が飛ぶ。
「今好きな人はいますか?」
「そうですね〜いるようないないような」
「意味深ですね〜」
ドキッとした。
それから一時間ほどで取材は終わり、次の仕事へ
「ああいう時は、ファンの皆さんですって言うべきだと思うよ」
「そういうの嫌なんだ」
「そう…」
ルームミラーを見る。
「本当の事言いたい…」
フゥーと、艶っぽいため息をつく信司。
「それはダメ、ファンの怒りをかいたくないわ」
「でも、いずれは発表しなきゃいけないしな〜」
信号で止まり後ろを向く。
「何で?」
疑問を投げ掛ける。
「結婚するから」
「えっ…」
「信号変わったよ」
急いでアクセルを踏む。
「結婚考えているの?」
「そうだよ、円は考えてないの?」
「まだ早いかなって…」
事務所が許可するかな?
「ちゃんとしたプロポーズはその内するから」
「…うん」
次の仕事に入り、三井さんや他のマネージャーと合流する。
健のマネージャー 後藤さん。大の甘党、そのせいかちょっと小太り。
司のマネージャー 久保さん。スリムでインテリ眼鏡が似合っている。
お互いの情報を交換しあい、信司達の体調など報告する。
「信司の仕事になれた?」
三井さんが気づかってくれる。
「はい、ハードですけどそれなりに動いてます」
「なら良かった」
「みんなはいいな〜健なんて、僕をからかってばかりいるよ」
後藤さんがボヤク。
「久保さんはどうですか?」
「うちはマイペースだから」
確かにそうだ。
そろそろ帰って来る頃。
「「「「お疲れ様です」」」」
「お疲れ様」
トーク番組の収録が終わり、戻ってきた。
さっきの結婚発言で信司を意識してしまう。
「円、どうした?」
「何でもないよ、はい、ドリンク」
今日もテッペン越え、帰ってどれくらい寝れるだろうか…
打ち合わせも終わり、四人をマンションに送る。
本来なら、各マネージャーがするのだが、同じマンションにいるので私が引き受けた。
「はい、お疲れ様」
「ありがと〜」
部屋に入り、時計を見たら25時。
チャイムがなった。
「は〜い」
「休んでるところごめんね」
玄関にはタケが立っていた。
「どうしたの?」
「ちょっと話があって」
「上がって」
リビングに入り、二人とも座る。
「円ちゃん、今度俺とデートしない?」
「はい〜?」
タケが爆弾を落とす。
「シュークリームが美味しい店があるんだけど、一緒にいってくれない?」
「後藤さんに頼まないの?」
甘党だし。
「円ちゃんがいいの!」
「う〜、じゃあ今度ね」