モンスターガール~彼女はいつもカメレオン~
「まぁ、タイプじゃないけど……」
「だよね。時間の無駄だったわ」
ネコは眠そうに大あくびをして、ダルそうに歩く。
あっ、そんなことより。
「ネコ、ありがとう」
私が言うとネコは不思議そうな顔をして聞いた。
「……?なにが?」
「ほら、私がいっぱい頼んで変な空気になったとき、助けてくれたじゃない?」
「助けた……?あれくらい頼むの普通じゃん」
普通なんだ……?
でも、今日の朝の占いで変な人が寄ってきやすいって言ってたから心配だったけど……。
キティちゃんを付けてるから災難はなかったはずだよね?
だから変な人は寄って来てないってことで、ネコは大丈夫ってこと……?
私はポケットの中の携帯に付いている、キティちゃんを握りしめようとした。
……?
あれ?
付いてない?
私は慌ててポケットの中の携帯を取り出す。
「ないー!!」
なんで?
なんでないの?!
ネコはあたふたとポケットの中や鞄の中を探る私を見て、キョトンとして言った。
「なにがないの?」
「キティちゃんの携帯ストラップがないの!」