モンスターガール~彼女はいつもカメレオン~
「三人の方が楽しいかなって思って。ダメかな?」
「いや、いいよ。じゃあ、何処に行こうか?」
気のせいかな?
岩瀬くんが喋る前、本当に一瞬だけど、舌打ちしたような気がした。
「ネコは何処に行きたい?」
「んー、カラオケかな」
「岩瀬くん、いい?」
「うん、いいよ」
そして三人でカラオケ屋に向かう。
ネコはいつも通り、岩瀬の隣に行き、岩瀬のシャツを握って歩いてる。
それにしてもネコって……カラオケ好きだよね。
岩瀬くんはカラオケって歌とか知ってるのかな?
少し歩くとカラオケ屋があって、三人で店の中に入り個室に行く。
私は岩瀬と対面で座ると、ネコは私の隣じゃなく岩瀬の隣に一旦座り、大きな声で言った。
「ごめ~ん。ちょっとお手洗い。司はどうする?」
「私は大丈夫」
「分かった。急いで戻ってくるからね」
ネコは笑顔でそう言って部屋を出ると、メニューを持って岩瀬は立ち上がり、私の隣に座る。
「今日はふたりで会えると思ってたのに残念」
そんな風に言われると、なんだかドキドキする。
それに……距離が近くない?
「ご、ごめ……」