~お姉ちゃんの恋人~
「え…?悠里なんで泣いてたの…?」



まだ納得出来ないおねえちゃんだった。



「あたし、勝手におねえちゃんの彼氏が…わたる君だと思ってて。わたる君が…その…ふたまた?……みたいに。それで…………。

とにかくあたしの勘違いなの………。


わたる君は何もしてないし、悪くない……。」


あたしの声は、段々小さくなった。


おねえちゃんは、やっと状況を理解したようで、わたる君に殴ったことを謝っていた。



あたし、本当にわたる君に悪いことしちゃったよ。



「悠里ちゃん?ちょっと……。」



わたる君が、あたしの肩を抱いて、リビングへ戻った。


おねえちゃんとわたる君のお兄さんは、黙って目配せしていた。
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