指輪と私の物語1~焔~[完]
高学年2
いよいよ、明日の朝に出発だ。

城の一室には、国王と私 バーン モブの4人の他に男が一人、そして腰までありそうな赤い長い髪を一つにまとめた、背の高いスラッとした女性、マリがいた。

「父上、明日この5人で発ちます。」

モブが珍しく真面目だ。

「マリは、バーンの教育係であり多方面に知識があり剣術もそこそこある。何より学者としてあの山に行ってみたいとのこと。ユーリの事も考えると女性がいた方が良いと感じたからメンバーに加えた。」

モブがこの二人の説明をする。

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