指輪と私の物語1~焔~[完]
行きよりも早いペースで戻った私達は、
モブやマリに、洞窟の話を報告した。


「西か・・・。」

あのまま、山の入り口にいるのはモブ達が耐えれなく、泉まで戻ってきた。


地図を広げながら、マリとモブが私を見る。

このまま西に向かうか。

1度戻って、体制を整えて向かうか。

この泉より西は、隣国であるから国境を超えなければならなかった。

このまま突如、時期国王になるモブが訪れる事に対して、判断が難しかった。

「王子とマリは、戻られては?」

「「スー!?」」

「ユーリ殿とバーン殿は、進む覚悟があるようです。」

うん。

私は、西に何があるのか知りたい!

そして、きっとそこにバーンも関係してるハズ。

「こいつらが進むっていうなら、俺だって止まってらんねぇよ!」

モブが決断する。

「ただし!いいか?隣国に入る時は、俺に任せろ。」


途中にある、村に立ち寄って食料の補充を行ってから、隣国に入ることにした。
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