レンズ越しの彼
「ふふ、
なに百面相してんの」



嵐はすっと
私の頬を撫でて、
顔を覆っていた
髪の毛を耳にかける。



「べ、別に」



もー、
本当にやめてー。
心臓もたないよ。




「ふーん、そう。
あ、シートベルトしめた?」



「うん」



「じゃあ行きますか。
姉貴がごちそう作って
待ってるって」



「やった。楽しみ」
< 42 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop