意地悪なオジサマに、拾われちゃいました。
時差ボケで眠れなくて
ピアノを弾いてると、
彼女がリビングに入ってきた。


ちらっと見ると、
入り口で放心したように
立ち止まったまま動かない。


俺は演奏をストップして、
彼女の方へ近寄る。



「もしかして
起こしちゃった?」







しばらくしてから
彼女は困惑した顔で、
「あなたは?」とたずねた。


どうやら
俺と会ってからの
記憶が全くないらしい。
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