極道に愛されて。


「私は、琉斗さんの“弟”を死に追いやったんだよ?
私が無理にでも見回りに行くことを止めてれば、竜が死ぬことはなかった!私のせいで…っ!」




それに…




「それに私は…、お父さんとお母さんから大切な息子さんを奪ったのよ?」




親にとって、子供は唯一無二の存在


そんな子供を私が奪ったんだから…




「だから、もう…っ、ここには住めない…。」




「竜が、命をかけて守った女だ。その女を責める理由は一つもねぇ。親父やお袋も、捺希を責めたりしねぇよ。
それに、竜が暁だったってことは俺も今知った。捺希がいたから知ることが出来たんだ。感謝してるよ。」




お父さんとお母さんがそんなことしないのはわかってる


二人とも私を本当の娘のように可愛がってくれているから



私はただ、事実を話しただけ



感謝されるような事は何一つしていない


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