極道に愛されて。

帰ってこいよ…




私は、どこに向かって歩いているのだろう…


今は何も考えられず、右も左もわからない



気がつけば、私の家に来ていた



だけど、過去を話した以上、この家は琉斗さんに知られてしまった



この家からも離れなくてはいけない


そう思い家に背を向けると、目の前に一人の男が姿を現した




「やぁ、久しぶりだね。」




赤紙に、十字架のネックレス…




「大和淳二…。」




「覚えてたんだ。」




「一日もお前を忘れたことなんてない!」




暁を…竜を殺したお前を忘れるわけがない


< 125 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop