極道に愛されて。


琉斗さんの布団に入ると、後ろからギュッと抱きしめられた



それがとても心地よく感じる



この温もりを感じられるのも、今日が最後なんだ…



しばらく経つと、規則的な寝息が聞こえてきた



月明かりに照らされている時計の針を見てみると、23時を過ぎたところを指していた


静かに琉斗さんの腕から抜け出し、荷物を片手に持ち、テーブルの上に手紙を置いた


交戦後で疲れがたまっていたのか、すでに寝静まっていた



そんな神楽の屋敷から静かに出ていった…



神楽のみんな…

突然いなくなってゴメンね…

そして…

今までありがとう…



私は、一筋の涙を流し、心の中でそう呟いた…



< 124 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop