極道に愛されて。
琉斗さん…?
この光の向こうに貴方がいるの?
私はまた、貴方に会えるの?
私は、まだ生きてるの?
私は琉斗さんに伝えなくちゃいけないことがある
一度離れた私を、貴方は受け入れてくれますか?
私は、この光の道筋を信じ、全速力で走った
そして、現れた大きな扉を力いっぱい開いた
すると、身体が鉛のように重くなり、動くことが出来なくなった
さっきまで開いていた目も今は閉じている
でも、じょじょに周りが明るくなっているような気がする
そして、手に感じるぬくもり
鉛のように重かった身体は、軽くなり、ゆっくりと目を開いた
眩しい…