極道に愛されて。
「あの日、怪我をしている竜を置いて、私は逃げた。」
ジワジワと溜まってくる涙を必死に抑え、私は話し続ける
「その罪に押し潰されそうになって、自殺しようとしたところを琉斗に救われた。」
守る価値のない私を、守ると言ってくれた
「神楽に来た時は、竜が琉斗の弟だなんて知らなかった。
その事実を知った時、私はこの家から逃げた。
お父さんとお母さんから、大切な子供を奪ったんだと思うと、この家にいちゃいけないと思ったから。」