極道に愛されて。



《琉斗side》




俺の手から離れていったひとつの温もり



なぜか、もう一生この温もりに触れることができない気がした



気がつけば、俺は女のことを追いかけていた



珀が俺の事を呼び止めたことにも気がつかないくらい必死になっていた




こんなに走ったのはいつぶりだろう…




“あの時”以来だな…




あの時のことは俺の中にしまい込んだ


俺がこの世界で最強になるまでは、あの時の十字架を背負って生きていく




だけど、その十字架を今、自分自身が壊そうとしている

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