極道に愛されて。


私の存在に気がついた敵が向かってくる


次々と相手の攻撃をかわし、急所をつく


私を仕留めようと、私の周りを囲んだ


集中力を最大限に高め、一斉に襲いかかってくる敵に、回し蹴りで一気に方をつけた



ナイフが少し足を掠めたけど、こんなのどうってことない



こちらを唖然とした表情で見ている、琉斗さんや組員の人たち


てか…




「怪我の手当終わってない人、私やるからこっち来てください。」




琉斗さんがもちろん一番最初


怪我をしなかった組員は、倒れている相手の処理にあたっている




「捺希、お前…。」




「その話はまた後でね。今は手当が先。」




後で、ちゃんと話すから


まだ言ってないことちゃんと話す


琉斗さんに隠し事はしたくないの


< 92 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop