Breblly I 〜オオカミとアカずきんは恋をした〜
何だかこの二人・・・、余り仲が良くないのかな?話が・・・弾まない。
「あ・・・あの!!」
「ん?」
「・・・クッキー好きですか?持って来たんですけど、食べま・・・」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・せんよね。」
空気をよくしようと思ったのに逆に悪くしてしまった・・・。
私が下を向いて落ち込んでいると、レンがそっと頭を撫でてくれた。
「気使わせてごめん・・・。」
笑ってくれたのは良かったけど、何でだろう?笑ってるはずなのにどこか悲しそう・・・。
「・・・・レン。」
「そんな顔するなって。オレは大丈夫だから・・・な?」
レンは困ったように笑いながら私とおでこをくっつけた。
ふふっ・・・至近距離だ。
「何ニヤニヤしてるんだよ。・・・キスしたいの?」
「うん!したーいっ!!」
・・・なんて笑いながら軽い冗談を言ったら、本当にしようと近づいて来た。
ちょっ!ま待って待って!本当にするのぉー!?
もうダメだと目を固く閉じたら・・・・

グイッ!

え?・・・グイ?
ゆっくりまぶたを開けると、リンゼ君が私とレンの間に入り込んで呆れた顔をしていた。
「僕のこと忘れてイチャつかないでくれる?」
・・・・そうだった。
ふとリンゼ君もいたのにあんな事を言ってしまった自分を思い出して、顔を赤く染めた。
「そろそろ動き始める時間だよ?帰った方がいいんじゃない?え・・・と。」
「あ、アカです。」
「よろしくね、アカ。」
「何勝手に名前で呼んでんだよ。」
「兄貴には関係ないだろ?」
リンゼ君が舌を出したらレンの眉がピクリと動いた。
「ははは・・・。」

ーアォォォォォォ・・・ンッ!

「やっべ!?始まっちゃったよ!」
「僕がアカを送るから、兄貴はこっちまで狩りに来ないように時間を稼いで!」
「わかった!」
< 24 / 80 >

この作品をシェア

pagetop