恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
 記者の槙さんとカメラマンの菊間がやって来た。



      リビングへ


「久し振り、聖」


「槙さん、お久し振りです」



槙さんは、落ち着いた大人の男性。
ハンサムで、紳士的で、人当たりも良く、優しい人。

僕はとても人見知りをするタイプだけど、
槙さんとは、初めてあった時から、
自然と話せた。



「あっ、この子がガールフレンド?」



幸来ちゃんの方を見て、聞いたので
頷いた。



「そうか」



槙は、幸来の前に行き、名刺を渡した。



「初めまして。
今回、取材させて頂く、記者の槙と言います」



幸来は、名刺を貰い。



「ご丁寧にありがとうございます」



槙が聖の方を向いた。



「結構、綺麗な子だね。
聖の好みのタイプは、こういう子か」


「それは、違うよ。
幸来ちゃんが好きだから、タイプとか
関係ないよ」



槙が吹き出した。



「ハハッ、いや、ごめん。
そうか、そんなに好きなんだね」



何故、そんなに笑っているのか、僕には
分からなかった。




すると、



「槙さん」



槙を呼ぶ声がした。



「あぁ、そうだ。

紹介するよ、カメラマンの菊間」



「どうも、初めまして」



男前の洋服をお洒落に着こなした人がいた。

どちらかと言うと、撮る側より撮られる側
だと思うけど……。



「君が聖君。
要の言ってた通りの美少年だな。
身長いくつ?」


「177です」


「俺よりデカイな。
俺、170しか無いからさ、羨ましい」



とっても、明るい人だと思った。



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