恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
      デートの日


「デートって言うより、荷物持ちの方が
あってる気がする」


「まぁまぁ、いっくん、そんな事言ったら
駄目だよ」


「何で、あんなにキャキャしてて、
疲れねぇの」


「良いじゃん、楽しそうで」


デパートに行こうと言うことになり、
来てみたものの見ての通り荷物持ち。

けど、僕は、幸来ちゃんが楽しそう
だったら、何でもいい。


「カナ兄、大丈夫、休もうか?」


「大丈夫、平気だよ」


そろそろ、休憩した方がいいかな。


「ねぇ、聖君達、此処でお茶しよう」





        お店へ


僕と幸来ちゃん、いっくんとシーちゃんは
隣同士に座っり、

カナ兄と莉理華さんは、
向かい合って座った。




「何か、女ばっかり」


「今、女子中高生に、一番人気のお店
何ですよ!予約だって、難しいのに」


「何で、そんな店に入れたんだ?」


「それは、聖君のおかげです」


あぁ、あの話か。


「ここの社長さんは、僕のお得意様だから

それに、社長さんの娘さんがシーちゃんの
ファンとかで写真一緒に撮ったら、
直ぐに予約取ってくれたんだ」


いっくんは、納得した顔をしていた。


「郁磨君の言う通り、本当に女の子
ばっかりだね」


莉理華さんは、少し不安げな表情を
していた。


「何で、そんな不安な顔してるの?」


カナ兄が問いかけると、
莉理華さんは、うつ向き気味に


「要君、格好いいから取られないか、
心配で……」


カナ兄は、うつ向いている莉理華さんの
顎をクイッと上げ、目を合わせながら、


「何で、こんなに可愛い彼女が居るのに
目移りしなきゃいけないの」


莉理華さんは、りんご見たいに真っ赤に
なっていた。


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