【二重人格王子とsweetLIFE‼︎⁉︎】
不機嫌MAXの湊は男の胸ぐらをつかみながら脅すように、
「………次現れたらどうなるか分かってるよな??」
そう言って胸ぐらを離した。
ポンッ
と音がした方を振り向くと、私の隣に座っていたチャラ男の肩を鬼の形相で掴んでいる咲斗が。
「……さ、咲斗??」
「……お前…なに勝手にこいつらを誘ってんだよ。
迷惑そうにしてただろ。
そんくらいも気づけないのか?
それとも、何??
そんな事さえも分からないような落ちこぼれなのか?」
こ、こわいよ咲斗!!いつもの毒舌が更に毒舌度を増してるから!
「お、お前こいつの何なんだよ?!」
「俺??……さぁね。お前には関係ない。」
「はっ、だったら俺がコイツと何しても関係ないだろ?」
そう言いながら私の肩を抱き寄せる男。
その瞬間、咲斗の目が変わった……ように私は見えた。
「……誰が、誰がいつそんな事言った??
俺とコイツの関係なんかお前に教える義理はねぇつったんだよ。
勝手に違う方に解釈すんじゃねぇよ。」
チャラ男の腕を掴んでねじり上げる咲斗。
「……っ、くそっ!!!!」
咲斗が腕を放すと、チャラ男は後1人の男を連れて消え去っていった。
「……さ、咲斗?ありがとうね??」
下を向いたまま黙りこくっている咲斗にお礼を言う。