今でもあなたを…
「すごいよ?」


そう一言いって、明菜は
廊下を指差した


そこにはなぜか一年の廊下なのに陽翔がいた

女の子に囲まれている
陽翔の姿が。

「陽翔…」


明菜は全部知っている。


あたしがまだ陽翔を
好きなことも…


兄弟になったことも…




「はぁ…」


ため息しかでないよ…



「舞〜耶!」


後ろからいきなり
抱きしめられ、あたしは
倒れそうになる
< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop