もっと、君に恋していいですか?
「誉めすぎ…。なんでもって言われると困っちゃうなぁ…。」

献立に悩む薫を見て、志信は嬉しそうに笑う。

(薫、奥さんみたいだ。早くホントにそうなればいいな。)

「どうしたの?」

「いや…さ、飯にしよう。腹減った。」

「うん。サンドイッチでも作ろうか。」


二人でベッドから起き上がり、着替えを済ませて顔を洗い、食事の支度を始めた。

「そうだ、今日の晩御飯、餃子にしよう。一緒にいっぱい餃子作ろうよ。ビール飲みながら餃子食べよう。」

「いいねえ。」

キッチンで並んでサンドイッチを作りながら、夕食の相談をするのも楽しい。

志信は薫の横顔をチラリと見た。

(こうしてると新婚夫婦みたいだな。)



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