【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
「亜里沙ちゃんは琉衣と同じ高校なんだよね?」
世界さんがたずねる。
「は、はい。そうです。
隣のクラスで…」
と言っても話したことないけど…。
「それは心強いな。
ぜひ仲良くしてやってくれ。
あいつはちょっと気難しい性格だけど根は優しいから」
えっ……
「そうそう、かなりひねくれてるからビックリするかもしれないけど、素直じゃないだけだから。
もし何か言われて困ったらいつでも俺に相談して」
「は…はぁ…」
俊介さんまで…。
なんだか意外な琉衣くんの言われように少し驚いた。
琉衣くんが気難しい?
ひねくれてる?
そんなの全然知らなかったけど……そうなんだ…。
「亜里沙ちゃんが来るから家にいろって言ったのに、コンビニ行くとか出かけて行っちゃったし。
そろそろ帰ってくるはずなんだけど…」
ーーバタン!
するとその時玄関のほうからドアが勢いよく開く音がした。
「おっ、帰ってきたかな」
そしてリビングに向かって足音が聞こえてくる。
どうやら琉衣くんが帰ってきたみたい。
私はゴクリと唾を飲み込んだ。