【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
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夜のディナーを美味しくいただいて、みんなで談笑したあとは、一人部屋で荷物の確認をしていた。
ガランとした部屋。
すっきり片付いて、より寂しさが増す。
ここに来たばかりの頃は、まだ慣れなくてビクビクしてた。
琉衣くんが怖くて怖くて、隣の物音ひとつにドキドキしてたっけ…。
それがいつの間にか、気になる存在になって。
いつの間にか、私の心の中は…
琉衣くんでいっぱいになってた。
彼の優しさにたくさん触れて、
言葉ひとつひとつに胸がときめいて…。
思い返せばしんどいことや、大変なこともたくさんあったけれど、
楽しいことはもっとたくさんあった。
その全てが今では、いい思い出。
だけど、もう、
終わっちゃうんだなぁ…。