【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
髪を引っ張られた。
体育の時だけしてるポニーテール。
頭が後ろに引きずられてビックリする。
「な、な…なに…!?」
何事かと思って振り返ったら、
そこにはまさかの琉衣くんがいた。
……どきっ!
さっきまでプレーしてたからか、肩を揺らし若干息切れ気味で、首にはタオル。
相変わらず私を見下ろす視線は冷たかった。
それにしてもなんで今琉衣くんが…。
私…何かしたかな?
「お前俺のこと完全に忘れてたろ。
今何時間目だと思ってんの?」
「え……?
えーとあの…」
「え?じゃねぇし!!」
……ひぃぃっ!!
琉衣くんは眉間に思いきりシワを寄せると私の腕を引っ張って引き寄せる。
そして耳元に顔を寄せると小声で小さくつぶやいた。
「…弁当」
「…っ!」
耳に琉衣くんの息がかかってゾクっとする。
「いつになったら持って来んだよボケ」