懲りもせず、恋する私

answer 3

恭子の態度が少し…。
伏せ目がちであえて視線を合わさない
様にしてる感じ。
気のせい?

食欲には、勝てずナポリタンを口に運んでいた。

相変わらず賑やかなマチ。
「坂野課長と藤倉課長が一緒だと、
女子社員の視線いた〜い!って感じなんですけど〜〜。ねぇ?先輩?」
急にふられた私は、
「あっ、そう、だね…」
ちらっと翼を見た。
ニヤっと笑い
「そうか?ここには、美人3人だ。
俺たちの方が男子社員の視線が刺さるがなぁ?なぁ!シュウ?」

カツ丼を頬張りながら、
「まぁ、そうだな!」
大きく腕を振り、
「そんな〜〜。美人なんて〜〜!」
「ところで、つぐみちゃんー!試作の
資料はかどってる?」
「はい。少しは…」
キラースマイルのシュウさんは、
私の頭をチョンと撫で、
「そう。分からないところあれば
連絡して。飛んでくからさ!」
「ふふ。ありがとうございます。」
「シュウ!つぐみに触るな!」

「えっ?先輩と課長って?なんかあるんですか?今??名前!呼び捨て!!
えっ〜〜!」
突然、名前で呼ぶ翼をキリッと、
睨んだ。
「いや?別に、彼女だし、普通だろ?」
「えっ〜〜!かっ、彼女?」

キョロキョロして交互にみるマチ。
シュウさんまで
「つぐみちゃん?翼に愛想尽きたら
俺にしな?」
胸のあたりをトントンとして
「ここ!あけとくから!」
ウインクなんかしちゃう。
ガッンとテーブルが揺れ、
足元で翼の足がヒットしてた。

「痛っ!冗談だろ!全く…まぁ
半分は…本気だけど。」
「止めてください、そうゆう事は…」

「つぐみ先輩!後で話し聞かせてくださいよ!にがしませんから!ねぇ!恭子先輩?」
「う、ん…だ、ね…」

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